図書館より 「生きながら火に焼かれて」

生きながら火に焼かれて(表紙を載せるとちょっとびっくりされる方がいるとおもうのでタイトルのみ載せます。)
ようやく読み終わりました。ある女性が男性に恋に落ちて結婚前に妊娠したがために家族に火あぶりにされて奇跡的に救出されて生きている実際の女性の話です。しかも男性側は殺人罪には問われずむしろ女性を痛めつけることによって英雄扱いされる(名誉の殺人)ため国外に逃亡しても追いかけて殺されることもあるそうで…。こんなむごいことがあってはならないです。中世のヨーロッパで行われていたことが今でも行われているなんて正直信じられませんでした。読むにはちょっと勇気が必要ですが結果的に読んでよかったです。Goethe(ゲーテ)のさまざまな詞を思い出しました。彼の生きていた時代は婚前前にそういうことに及んだ女性は村から追放されてしまいます。彼はそれを皮肉りさまざまな詩を書いています。