図書館より

速読勉強術

速読勉強術

なかなか面白い本でした。基本中のことも掲載されているけれど、細かいサイクルで集中して何十回と読むということはしたことがないのでやってみようと思います。ちなみに「目次、はじめに、あとがき」はこの本で10回以上読んでみました。
小説とか読むための速読ではなく、あくまで効率よく勉強するためのHow to 本です。

  • 速く読むから理解できる&一回目よりも二回目のほうが速く読める。
  • どんな本でもとにかく「高速」にしかも「大量」に「回転」させて読む。
  • 自分にとっての「何か」を見出すために
    • あなたは自分をじっくりと見つめる時間をもっていますか?
    • 周りに流されたり、評判に惑わされたり、現実に妥協していませんか?
    • 気づいたら何となく今の学校やオフィスに通勤していませんか?
  • マンダラートを作成しよう http://www.mandal-art.com/
  1. 9マスの碁盤の目を白紙に書き込む
  2. 「中心セル」にどんな漠然としたものでもいいから「目標」を書き込む
  3. 上の2で書いた「目標」から連想することを「周辺セル」に書き込む(頭の中で考え込まないこと どんどん書き込む)
  • 自問自答を重ねる
    • あなたは本当に試験に合格したいですか?「本当に」を三回繰り返してみよう
    • あなたにとって試験合格はどんな意味がありますか?
    • 合格したとき、何が見え、何が聞こえ、何を感じると思いますか?
    • 合格をサポートするあなたのリソースは何ですか?
  • 本を読むというのは「時間との戦い」、「忘却との戦い」
    • 久しぶりに読みかけの本を読もうとしたら、ほとんど忘れていて最初から読む羽目に。結果、ほとんど読み進められず、また読みかけで終わってしまう。そんなことを繰り返しながら結局最後まで読めず、中途半端なままで、最後まで読まずに終わってしまう。
  • いくら見慣れているものでも新しい発見があるように、読書でも二回目はまた違った発見がある。三回目も同様。
  • 最後にはページをめくる前から次のページに何を書いてあるかが思い出せるようになり、試験のときも「あれはあのページの、下から5行目あたりに書いてあったなあ」と思い浮かべられるようになる。
  • 「速く読む」ことは繰り返し読む回数をふやすことになる。そしてますます速く読めるようになる。
  • 速く読めるようになると理解度が高まり、繰り返し回転させればさせるほど、記憶する事項も増えてくる。
  • 読んでいるときに「分からないこと」はそのまま受け入れて前に進む。
  • 一冊の本の中で読む対象や範囲をあらかじめ絞ってしまえば、一冊の本を読む時間は短くなる。
  • 時間がないことを理由に本のタイトルさえも読まない状態よりも、まずは「読みたいなあ」、「読めたらなあ」という本を机の上などに置いて、毎日眺めてみる。
  • 本文の見出しだけをとにかく速く読んでみる「見出し法」
  • 「わからないこと」に対する不安を受け入れ、手放したとき、「わからない」というモヤモヤは「わかりたい」という意欲に変わる。知らず知らずのうちに脳が刺激され、あるとき「なるほど、わかった」という瞬間が訪れる。
  • 試験は満点でなくていい。選択問題中心の資格試験なら回転させる対象を過去問題集に絞る。
  • 「認識する時間=文字を見てそれが何の文字化を理解するまでの時間」を速める。
  1. 大きな文字で書き込む。
  2. 読みやすい字にする。
  3. 定着したらページに大きく×印を書いてとばす。
  • 「思い出す時間」を短くする。思いだせる範囲を単語からページ単位に広がるようになる。
  • 「滞留する時間」を削減する。試験本番でも解けない問題にぶつかって考え込んでしまうと、残りの問題まで解けずに終わってしまう。「わからない」ところで立ち止まらずすぐに気持ちを切り替えて次に進めるかどうかで、明日のあなたが決まる。
  • 「すきま時間」こそ勉強時間。15分でも問題集を何10ページか回転させるのに十分の時間である。
  • 一回の勉強に1時間必要だと思っていると、「今日は時間がとれないから勉強は明日」と何も勉強しなくなってしまう。
  • 過去問は最低3回分は取り組む。
  • 目次も重要な勉強の素材。整理された知識・情報が目次に集約されている。目次でどれだけ内容を思い出せるか自分にテストしてみる。
  • これから読書や勉強を始めようとするときには
    • この本を読めば何がわかるか?
    • どの範囲を高速大量回転させるか?
    • 大切な用語や試験の要点は?
    • 新たに興味がわいた部分は?
  • コーチングでは相手に質問することで相手の可能性を引き出す。「その人が必要とする答えは、すべてその人のなかにある」から。
  • 自分のなかで「わからない」という言葉が出てきた場合には「もしわかるとしたらどうだろう」と質問の仕方を変える。「もしわかるとしたら…そうだなあ。こういうことかもしれない。」と自分で漠然としつつも結論めいたことを発し「ましわかるとしたら」という仮定がわからない部分を埋めてくれる。

あとがき

  • 勉強に追われるのではなく、あなたの人生のために、気軽に楽しみながら勉強をして。知識を使いこなしていきましょう。勉強はあなたの人生のためにあるのですから。