図書館より
100シーンの恋
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ハッピーな話もあれば、切ない話もある恋愛のショートストーリー集。人を好きになる、愛するって奥が深いです。
好きな人とは何かを共感したり思いやりをもって一緒に行動したいものです。
愛は目に見えるわけではないけれど、これに対する答えは男女関係なく時には言葉さえ要らないこともありますね。
黙って相手を抱きしめよう(^-^)
不動心 松井秀喜
- 作者: 松井秀喜
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: 新書
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はじめに
- 生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力だ。
- 乗り越えてやろうと思っている。乗り越えてみせると、自分自身に誓っている。そのためにいま自分がすべきことは何かを正確に受け入れ、それを補う努力をしていくしかない。
- 「広く深い心」と「強く動じない心」 すなわち「不動心」を持った人間でありたい。
第1章 5・11を乗り越えて
- 以前と同じように動かないのならば、工夫して、練習して、トレーニングをして、骨折する前よりすごいバッターになってやればいい。
- 「大丈夫、たいしたことない」 弱い自分と必死に戦っているからこそ口にしていた言葉なのだ。
- 自分の仕事や会社を守るために必死に戦える。それが誇りだと思う。
- 怪我をして残念とか、スライディングしなければよかったとか、長嶋さんは過去を振り返るような言葉を一切口にしなかった。常に先のことを話すのだ。
- 「何もしない」のが治療。医師からは完全な運動禁止を厳命された。
- 無我夢中で頑張るだけではなく、休むべきときは休まなければならない。じっと我慢。
- 骨折する前の状態に「戻そう」というリハビリや練習では息苦しく感じてしまうかもしれない。しかし、「さらに進化しよう」と思えばつらい道のりも楽に感じるしモチベーションの維持にも大きな役割を果たした。
第2章 コントロールできること、できないこと
- 失敗しないことが一番。でも不幸にも失敗してしまったときは、その状況下でベストな選択を考えるしかない。悔やむのは、いつでもできる。
- 「まごわやさしい」
- 豆類、ゴマやナッツ類、わかめや昆布などの海草類、野菜、魚類、しいたけなどのキノコ類、いも:これらを毎日摂取するようにする。
- 自分は決して一人ではない。
- 人間万事塞翁が馬。思い通りにことが運ばずとも、落胆せず、前へ進むしか道はないのだ。そのうち、きっと「この道でよかった」と思える日がくるのではないだろうか。
- 野球のプレーに関するストレスからは、何があっても逃げない。真っ正面から向かっていき、とことんまで格闘する。しかし、それ以外は「まあ、いいじゃない」ぐらいに思っていると、うまくいくような気がする。
- うまく付き合うといっても、失敗が当然になってしまってはいけない。失敗を悔やみ、反省し、そして次につなげる。このサイクルを毎日繰り返していくしかない。
- 未来の自分はコントロールすることができ、少なくとも過去よりは思い通りにできる可能性を秘めている。それならば前に向かうのみ。
- 悔しさは胸にしまっておく。そうしないと次も失敗する可能性が高くなってしまうから。コントロールできない過去よりも、変えていける未来にかける。
- 腹が立ったり、不満が出てきたりするのは仕方がない。思ってしまうのだから誰にも止められない。でも、口に出すか、出さないかは自分で決められる。そこに一線を画したほうが、自分をコントロールできる気がする。
- 悔しさを露わにすれば、自分の心が乱れる。逆にグッとこらえていれば、次に生きることもある。
- 自分について逃げているより、,真っ正面からとらえたほうが気持ちが切り替えやすい。
- (体格で)無理というのは絶望ではない。日本人、東洋人にの体にも「しなやかさ」がある。大リーグの強打者と同じ内方をしたら負けるけれど、しなやかさを生かしたバッティングを保ちつつ、大リーグの野球に適応していけば、もっとホームランを打てるときが来ると信じている。
- 絶対にコントロール不能なもの、それは人の心。人の気持ちをコントロールしようとすることほど無意味なものはない。
- 多くの人は命令には行動で従うが、気持ちまで従っているかはわからない。
- でもコントロールはできずとも、動かすことはできる。全力でプレーをし、結果を残していればブーイングは拍手に変わる。逆もしかり。
- 人は弱いもの。僕も弱い自分に負けそうになって、今日は手を抜いてしまおうかな、トレーニングを休んでしまおうかな。素振りを休んで遊びに行ってしまおうかな。そう思う日もある。そんなとき、僕のプレーを励みにしてくれる人のことを考えると、力が沸いてきて、もうひと踏ん張りできる気がする。
- 全力プレーをすることで、この世でもっともコントロール不能な「人の心」を動かしたい。難しいけれどやりがいのある目標だと思う。
第3章 努力できることが才能である
- 自分で納得した道を進み、後悔しなければそれが正解と言えるだろう。周囲の人に相談は出来ても、大きな決断を他人任せにはできず、最後には自分に正直になった。
- 自分の素直な気持ちを確認する作業は必要であると思う。自分がどうしたいのか。自分の気持ちは大切にして欲しい。
- 今日をリセットして明日に向かう。そのためにも素振りはかかせない。精神安定剤のようなものかもしれない。
- ほんの些細なことでもいい。「未来」へ向かう決意を、何か行動にしてみたらどうか。素振りは野球では基礎の基礎。しかし、それを毎日欠かさず続けていくことが、いつかきっと、自分を高めてくれると信じてきた。
- ピッチャーとバッターのどちらがより「平常心」で臨んでいるかが、勝負の分かれ目。ここぞという場面でも「平常心」を保ち、全ておなじ心境で打席に入りたい。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
- 自分が変われば運命も変えられる、そう思えば、とことん努力をしてみるのもいいのでは。
第4章 思考で素質をおぎなう
- 自分に足りないものをしる。右利きなので左半身を鍛え、左手でキャッチボールしたり、箸を使ったり、意識して左手を器用に使えるようにしようと試みた。
- だれでも自分には素質や能力がないと思いたくない。しかしやろうと思ってもできないのだから仕方がない。自分が技術もパワーもない選手なのだと受け入れることは勇気がいることだ。正直に言えば辛い。でも置かれた状況やありのままの姿を受け入れなければ前には進めないし、問題も解決しない。
- 気をつけたいのは結果がでないからといって、思考の軸になる部分までいじってしまうこと。スランプにどう対処するかではなく、まずスランプに陥らないために、出来る限りの準備をする。
- やれる範囲の備えをしたつもりでも結果がでないケースはよくある。それでも思考やスタンスがブレないように、自分の根幹の部分を日ごろから強固にしておく、鍛えておくことが大事。
- 自分の打撃をしたいから、相手の特徴や傾向を知る。投手を自分の土俵に引っ張り込んで、自分がどういう場面でどう対応してどういう結果になったかということは最低限、頭に入れておかなければならない。
- 継続は力なり、努力できることが才能である。歌が上手な人がこれまで以上に歌唱力を磨こうと思ったら、自分に足りないのはどんな部分で、そこを鍛えるにはどうしたらよいか考える。現状を分析し、向上するために何をすべきか、自分なりの答えを出していく。その答えが正しいならば後は汗を流して度食するしかない。
- 才能よりもむしろ、そうなりたいという欲がどれくらい強いか。
第5章 師から学んだ柔軟な精神
- 思い込みは厳禁
- 他人の言葉や出来事などを、自分なりに咀嚼し、理解する作業は必要だが、間違っている場合もある。実態とはかけ離れた、もしくは誤った解釈をしているときは、自分の解釈を修正し、把握しなおす必要がある。そうしなければ、いつまでたっても真理は掴めないし、自分の考えやスタンスをコロコロと変えるのも問題だが、思い込みが激しく、頑なになってしまうのもよくない。
- 信念は必要だし大切だが、ひとつのことに固執しすぎるのもよくない。出来る限り思い込みを排除し、常に新しいものを吸収したり、考え方を修正したりする柔軟性は持っていたいと思う。
- 「僕らはプロ、結果が出なければクビ」
- 物事がうまくいかないときや落ち込んだときこそ、自分のスタンスや考え方を崩さず、事態が悪化しないように冷静になる必要がある。そうすれば物事がいい方向に行くだろう。
- 怪我や病気に対してなかなか割り切れるものではないし、恐怖感にさいなまれることもあるに違いない。それでもあえて運命を受け入れ、病とともに生きていこうと視点を変えることが「プラス思考」だと思う。