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昨日、図書館で借りてきた本を早速読み始めました。まだ少ししか読んでいませんが、私の思うところを書きます。
- 作者: 相原茂
- 出版社/メーカー: 東方書店
- 発売日: 1999/10
- メディア: 新書
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例えば 「教育」jiao4yu4 日本語でも「教育」
「狗」 gou3 日本語では「犬」
これらの発音だけを聞いて「教育」とか「狗」とか頭の中に漢字が出てきてはまだ勉強不足ということです。我々が日本語を話すとき「犬」という言葉を使って話しても頭には「犬」の漢字は出てこないですよね。むしろ自分なりの「犬の絵」が漠然と頭の中に描かれてることが多いと思います。上記の「教育」といった物ではなく抽象的な言葉にしても、それを使うときは「教育」というものに対してのイメージが頭の中に浮かび上がって話をしますよね。
相原先生は本の中で
文字が頭の中に浮かばなくなったら一人前。
と記述しています。全くその通りですね。英語絵本多読をしているみなさんにはこのトレーニングがいつの間にか出来ていると思います。少なくとも私はそうです。絵本の単語を見て文字で理解するのではなくイメージで理解して単語をいつの間にか覚えられます。
「Dog」と聞いたらまずワンちゃんの絵が頭の中に浮かぶはずです。
誰も「Dog」という文字そのものが頭の中に浮かんだり、ましてや日本語が浮かぶのは語学を習得する上で問題だと思うのです。
文字列は書くときには必要ですが、その前にその単語が何の意味を成すのか、言語が伝達を成すという意味においては後回しになってもさほど影響ないと思えるようになりました。
この本を紹介してくださった、ねこママ(id:nekomama)さんに大感謝です!