図書館より 幸運と成功の法則
- 作者: 船井幸雄
- 出版社/メーカー: グラフ社
- 発売日: 2003/08
- メディア: 単行本
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とにかく私は平和に生きたいし、向上心を持って前を向いて歩いていきたいです。
そんな力を後押ししてくれる本でした。
はじめに
- 「幸せ」というのは、自分が幸せだと思えば、その人は「幸せ」なのだ
第1章 幸運を招く生き方
本物の生き方
- 自然に沿った生き方をする。世のため、人のためになることをするべき。
- 我欲を減らして、にこにこ笑って生きるのだ。決して人の悪口を言わずに誉めるようにする-人間というのは、わくわくする生き方をするために生まれてきた。本当はこの世は楽しくて仕方がないはずなのだ。
- 本物に触れれば自分もそれだけ本物に近づく。
- 「思うことは実現する」 不可能なことなどなくなるといってもよいくらい。その条件は頭の中でイメージとして描くことができて、その実現に確信が持てたときに実現する
- すべてを可能にするのはプラス発想しかない
自然に従って生きる
- 自然には最低限の競争のようなものしかない。争いも不足も過剰もない。人間も同じようない来方をしなくてはいけないのでは
人のためになることをする
- すべての生命体は何らかの目的をもって、この世に出てきた
- 人間として実践すべき5項目
- 我欲を最小限に押さえる訓練
- 働くこと。成果を得ること。その過程を通じて世のため、人のために役立つ訓練
- 天の理に沿った言動
- 「心身一如」「神我一如」への努力
- 本物を探し、見つけ、つくり、広める努力
- 悟りのための5項目
- 「無」の観点で見ること(エゴの対極からということ。無欲、無我)
- 自覚した自己の使命を達成する努力
- キブ&ギブの実践
- 自己の精神と肉体のコントロール
- 世の中をベストに生成発展させるための努力
人相がよくなるように生きる
- 「つきの良い人は人相が良い人に多いんです。笑っても、怒っても、悩んでも、苦しんでも、どんなときでもよい人相をしている人を見つけてください。そういう人と付き合うと、きっとつきが巡ってきます。」
- つきのある人は必ず肯定志向のできる人。常にプラスに発想をするので、人相が良くなる
- 自分の人相を良くする方法は、まず自然に反する生き方をやめること。次に人の悪口や欠点を絶対に言わないようにする。それから、人に何でもいい、差し上げるのだ。この三つを実行すれば、一挙に人相が良くなる
- 人相の良い人とは、「心のきれいな人」「ストレスの少ない人」「良心に曽って生きている人」「プラス発想の人」「つきのある人」「バランス感覚の優れている人」「やさしい人」「自然に従って生きている人」「我欲から自由な人」「本物を知っている人」たちだ
わくわく生きる
- 世の中にあるもの、遭遇するもの。そのすべてに喜びはある。ないと感じるのはそこにないからではなく、まだまいつけていないからだ。
- あらゆる細部が詳細に描かれたとき、それはもはやイメージではなく、現実のものになろうとしているはずだ
- 他人に「認められ、ほめられ、受け入れられる」ようにする
本物と付き合う
- 人生とは自分が世の中に与えたものが、自分に返ってくるもののようだ。だから世の中によいものを与えなければ、自分がよくならないのだ-自分のモノサシが本物のレベルになる。なんでも本物を基準に測るようになるので、どんどんレベルが上がっていく
「つきのある」生き方
- 理由の無いことはないから、起こったことの理由を理解して納得することが、本物の生き方をする基本的な条件だと思う。
- つくためには、長所を伸ばせばいい。そして、どんなことにも肯定して感謝すればいい。ついたあとは勉強して希望を持つ-自分の周りに起こっていることは、全部自分が引き寄せており、自分に責任があることもわかります
上手に生きる方法
- 今まであったことを肯定し、感謝し、いまやらねばならないことに全力投球をし、それから学び、愉しみ、希望を持ち前向きにいきいき生きること-正しく生きれば、運も悪くならないし、ひどい病気にもならない
- 単純、質素、そして節約して生きるのが良い(耳が痛いぞ)-人生は「知る」ためにある。「悟る」までは寸暇を惜しんで勉強しよう。また、「知る」第一歩は自分を知ることから始めるべき
- 「人材」になろう。人材とは、リーダーシップがあり、世の中を積極的に良くするひとである
- 人材になる方法
- すべてと自他同然に付き合い、つねに謙虚である。
- 自他の長所、才能を伸ばし、活かす
- 常にプラス発想できるくせづけを、自らに課することである
- 人間にとって究極の目的は
- 自由:こだわらないこと、とらわれないことが100%できること
- 融合:すべてと一体化すること、好きになることが、100%できること
- 強く「思うこと」は実現し、「与えるもの」が「受け取るもの」である。
- 欠点を指摘したり、批判したりしないくせを身につけること。約束を守ること。
- 謙虚な人、他人を誉め、認める人、信用できる人が好かれる-(仲人)「男というのは自慢が好きなのです。また他人の悪口、欠点の指摘、人の悪口を言いたがります。しかしこれらは、みな人から嫌われることです。ただそれらも聞いてくれる人が身近にいれば、身近な人に言うのでよそでは言わないものです。そうすると、その人は多くの人から好かれるようになります。だから奥さんはご主人の話しを聞いてやってください。もし奥さんが聞いてあげなかったら、ご主人はよそで自慢したり、人の悪口をいったり、欠点の指摘や批判をしがちです。そうしたら嫌われる人になりますから、成功できなくなるのです。ですから、奥さん、すみませんが、できるだけご主人の自慢や他人の悪口、欠点の指摘、批判をニコニコ笑って聞いてあげてくださいね。そして他で言わないように釘をさしてください。頼みますよ。」
- 我々は人と一緒に生きているから、人が助けてくれなかったら何をしてもうまくいかない人生になるのだ-この世に存在するものは、すべて必要なものであり、この世で起こる出来事はみな必然事である。
- そのときを悔いの残らないように生きるのが最もよい生き方といえる
- 自分はついていないと思ったなら、絶対につかないだろう。
- 上手な生き方というのは、プラス発想をすること。素直になり、すべてを肯定すること。そうすると生きていることに、感謝の念が出てくる
- 人を大事にすれば人が集まってくるし、お金を大事にすればお金は集まってくる
- カガミの法則「人からされたくないことは、人にしてはならない」-人間にとって、意識というのは非常に大事なものであり、「実現性があると思うこと」や「切ない思い」はどこかで必ず実現するものだ-お金も、人材も、情報も、それらを心から集めたいと思っている人のところへやがて集まるから、集めたいとかんがえるべきだとはいえましょうが、それらに強い愛情を持ち大事にしてくれる人のところへは、やがてではなく、すぐに集まるのだ。
思うことは現われる
- 人間にとって最も大事なことは、よいことを思う
- すべてのものは、その人が心の奥底から求める者のところへのみやってくる
- 自分のなかにある「ついているもの」と。まず付き合う
- 長所というか得意なもの、好きなもの、自信のあるものを伸ばしていると、短所が消えるというか、不得手なもの、嫌いなもの、自信のないものがだんだん少なくなっていく
- 自分で「私はついている」「つくだろう」と思うこと。必ず「つく」
- 意志が弱くとも大丈夫である。つきの原理は想像力で実行できる-運をよくしようと思えば結局心を養わねばならない
- 他者をできるだけ肯定しよう。たとえば私に害を与えにくるものも肯定しよう。なぜなら。この世で起こることはすべて必然で、この世に存在するものは、すべて必要だから
- 自分からはどんなことがあっても、喧嘩を売ったり、人の足を引っ張るような言動はやめよう。それだけでなく争い事も、あるレベルまではできるだけ穏便に処理しよう
- 過去にあったことで、それを振り返り、くよくよすることはやめよう。現在進行中のことについても同様である
- ともかく過ぎ去ったことはどんなことも肯定しよう。そしてそれらは私にとってよかったことだと考え、感謝し、それらによって得たことを参考に、よい将来のあり方を考えよう
- 真の成功者というのは、だれもが終生人一倍よく学び、よく働くもので、最大の特性は学び好きであり、働きずきであるといってよい
第2章 人間のレベル
人間の3レベル
基礎レベル:人間としての正しい生きる目的をまだ理解していない。平均すると、世の中に迷惑をかけている。
普通レベル:人間としての正しい生きる目的を理解し、実行している。世の中とはGIVE&TAKEの関係。
上級レベル:人間としての使命を達成しつつある。世の中には、おおむねGIVE&GIVEで対処している。
- 普通レベルでは必要なこと
- 学びぐせ、特に読書ぐせ
- 働きぐせ、素直ぐせ、
- 効率ぐせ、特に計画ぐせと始末ぐせ:
- 人にきらわれないくせ--プラス発想ぐせ
第3章 成功の法則
- 人間というのはどれだけ新しい経験を積むか、だ
- 会社のためには悪くても自分の経験が増えた方が正しい
- 会社なんて二の次に考えれば良い。個人個人が一番大事で、その人間性を引き出せたら社会のためになり、それが会社の利益にもつながるのだ
- 本当の天才は変人でも異能の人でもなく、共通するのは謙虚で素直である点。この二つの特質が人から「天才」と呼ばれる能力を引き出す
- 「思い」の結果をはっきりとイメージ化し、それが実現することについて確信をもつこと
- そのときそのときを上手に処理できない人は、いかに将来のすばらしい夢を説いても、またどんなに天才であっても、上には立てない人-上に立つ以上、権威力や時流把握力は必要だが、どんなに権威があり、時流把握を十分にしても、実行が伴わなければ、それは絵にかいた餅になってしまう
- 考えたこと、よいことを実行する。悪いことはやめる
- 人間の値打ちというのは、どれだけ現実に自らリスクを負い、責任を負ってきたかで決まるように思えてならない
第4章 すべての存在はサムシング・グレートの分身
- 偉大なる何物かの存在:我々すべてはサムシング・グレートによって目的を持ってつくられ、生かされて生きている存在だ-すべてのものは波動を出している
- 同じようなものは引き合う
- 違うものは排斥しあい相殺する
- 出した波動:情報はフィードバックされて帰ってくる
- 波動:情報には優劣がある
- 世の中に絶対というか不変のものはない。変化こそ不変の原理である
競争より共生を
- 他の存在が気持ち良く過ごせる配慮は欠かせないようにしたい
- 学べるものを探してくる。いわいるモデルを探し見つける。良い同業者などがモデルとしてベスト。モデルのよいところを探し出し、認め、学び、真似る。このとき注意することは、モデルの欠点を探したり、失敗に捕われたりしないこと
人間のあり方
- 人間は、人間としても、個人としてもその良い特性や長所を伸ばすべきで、欠点や短所については、なぜそのような他者に劣る点があるのかを検討して参考にするのは必要だが、それを是正しようとしたり、気にしたりしない方が絶対にいい
人間とは
- 「アタマがよくなる」たったひとつの動物
- 「理性と知性と良心がある」動物
- 「つくることができる」動物
- 「悟ることができる」ただ一つの動物
- 「地球上の動植物の究極の存在」
- 「自分のあり方」も、自分の長所的特性を見れば、はっきりわかるようになっているはず
人間の肉体の神秘
- 肉体は、自分のカラダによいもの、悪いものを、正確に見分ける能力がある
- 肉体は自分の使命、役割をあらかじめ教えてくれる
- 肉体は心。気持ちや生活状態を、そのまま反映させてくれる
- 肉体は、教育・訓練をすると、常識外の能力を発揮するようになる
- 肉体は、可能な限りその肉体の主人公の「思い」に反応する