声楽療法!?

くのいちさんのブログで発見しました。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080430/bdy0804300831002-n1.htm

音大で声楽を専攻した私にとって、正直なところ、あまり驚くべきニュースではないのですが、自分の声が楽器になって、さらに歌うことで表現や感情が相手に伝わるとしたら、他の楽器の演奏にはない魅力だと思います。
感受性が多少なりともないことには歌えないので、歌おうとすれば、感受性が若干高まるかもしれません。

お腹から思いっきり声を出すことは普段使ってない筋肉、特にインナーマッスルを動かすことから始まるので、今まで意識して動かしていなかった人にとっては、感覚的にも自分でびっくりすると思う。声が通るようになったり、お腹が良く空いたり(笑)、姿勢が良くなったりと、人それぞれ。
ただ、自己流でやると、副交感神経で自動的に調整されている呼吸を敢えて手動でコントロールするので、具合が悪くなる事があります*1
腹式呼吸も、雑誌の見よう見まねで真似するのは、あまりお勧めしません。
息を吐いたときに、お腹が凹んで、息を吸ったときにお腹が膨らむ。
これだけでは不十分です。ましてやってるつもりで、まったく腹式呼吸になっていない可能性があります。

それでも腹式呼吸を得てみたいという方は、風船を膨らませるようになってください。
もともと膨らませられるよ〜という人は腹式呼吸の基礎が既にできてます。風船を膨らます際のへそ周りの筋肉(腹筋だけではないです)と斜腹筋や背筋の動きをちょっと体で感じてみてください。

ちなみに声楽療法を主催されている佐藤氏のサイトはこちら↓
佐藤式ベルカント発声法
http://seigaku-ryoho.com/berukanto.html

*1:声楽習いたての頃、よく貧血起こしてました…