猛反省

早く元気になってね

新入りのオランダシシガシラです。名前は”ルージュ”と名づけました。
ルージュってフランス語で赤(紅)、転じて化粧品の口紅を差すのですが、この子は口紅つけたみたいにお口が真っ赤なのです。しかも口を開けたり大きくあくびしたときに見える口が伸びた部分まで赤いのです(笑)

そして私の大好きな下ぶくれな顔にやられてしまいました。
飯田産*1のオランダシシガシラは格が違います*2。赤の色がすごいし風貌があるのです。


さて、購入してバケツに入れて塩水トリートメントしてました。写真は1日目の状態です。3日目になってもう大丈夫だけど、もう1日やろうと思って温度合わせて塩分を薄めました。

翌日バケツの中を見たら、何と横たわって虫の息。ショックです。
しかし、購入しようとしていたときに水槽に一匹弱ってた子がいたので、もしかしてこの子も弱ってたかな、とも思いました。
バケツの水は明らかに前日よりはるかに汚れてます。少し水換えしたのに。
決死の覚悟でバケツからこの子を手で掬って、本水槽に水合わせもせずに入れました。トリートメントしてたバケツは本水槽のとなりにおいていたので水温はほぼ同じだからです。
水あわせしてたら命落とすかも知れないし、いずれにせよ間に合わないかもしれない。そんな想いでした。


しかし、家に帰ると、本水槽でピョコピョコ元気に泳いでいるではありませんかっ。

  
思い切って本水槽にこの子を投入してよかったです。
本水槽で泳いでる姿を見て気づいたのですが、各ヒレが全体的に裂けたり若干溶けかかったような感じです。
実は仕事の合間に様子を確認したいがために家に電話をしてました。
親いわく「これで良くなったら奇跡だよね」とも。
名前を”ミラクル”にしようと思いましたが、
やはりこの口は”ルージュ”に決まりです。



さて、こんな状態になってしまった原因を考えてみました。

  • 塩分濃度、最初に投入した時点でちょっと濃かったのでは?この塩はアンデス岩塩で一時湿気で一回りほど小さくなった経緯があり、同じ重さでも濃度がすでに高かった可能性あり。
  • エアレーションが中途半端だった。朝起きたらはずれていた…。

以上により

  • バケツのような小さな容器こそ、塩分計算を怠らないにすぎないが、家にあるアンデス岩塩を使いつづけるならば、少なめでちょうど良い。
  • エアレーションははずれないように、エアチューブを固定すること。

です。本当にかわいそうなことをしました。
塩分はある濃度までは浸透圧の影響により、水をどんどん体内に取り入れようとしますが、一線を越えてしまうと、逆に体外へ水分を排出してしまいます。組織も当然壊れていきます。

今のところ命は無事ですが、体力が元に戻ってヒレが綺麗になることを願うばかりです。
明日からエサやりを始めたいと思います。

*1:長野県です

*2:もちろん他の出身のオランダシシガシラもかわいいですよ