気になる。
- 作者: 吉田典史
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ネットで公開されている記事をさかのぼって読んでいたのですが、よくある話から、冷静な対処法まで掲載されています。
相手からたとえ理不尽なことを言われたとしても、なんでもかんでもロジカルに言い返したら、そりゃかえって反論や怒りを買うわなあ。火に油を注いで、見事に延焼…。
もちろん、釘刺しておかなければならないポイントには遠慮なく刺してかまわないかと。
まずは、こういった場面で相手の言うことを聞いてあげて同調してみたり、というのもひとつの手で( ̄ー ̄)ニヤリッ
私は、心の中の反応は何であろうと、
よく「そうですね〜。」と言ってやりすごすようにしてます。
まあ私もそうやって修羅場を経験したわけです(苦笑)
結局、あからさまに部下をつぶそうとしたり、仲間はずれにしたり、気晴らししたり、そういう対応をしようとする人は、
- 自分が上に立ちたい、
- もしかしたら自分が抜かされるんじゃないか、
- 置いていかれるのではないか、
- 立場がなくなるのでは
という疑心や不安からくる一種の反応のようなものでしょう。
まさに「出る杭は打たれる」です。
私の過去の体験からすると、なぜか抜きん出ているように思われることが多く、すごい、と周りを思わせてしまうような状況が発生した結果、やっかみや嫌がらせを何度も経験しています。
いじめのように、気に入らないから、弱いから目を付けられる、ということとは違うのです*1。
本当に精神的に追い込まれて辛ければ配置転換や転職もありえますが、そんな人物はどこにでも出くわす可能性あるし、そもそも相手が低レベルなので、ちっとも気にする必要はないんですけどね。
相手は自分の反応を見て喜んでいるかもしれないので、いちいち反応しないことも必要です。
そうは言っても、起こった出来事に対し良くも悪くも反応するのが人間らしい一面のひとつなのかもしれません。
せっかくの人生を豊かにするために(!?)働く必要があるのですから*2、フレキシブルに生きたいところですね。
最近、仕事で様々な人と接するなかで色々思うのですが、ある意味何に対しても自分から勧んで要領よく行動していかないと、置いていかれてしまう冷たい世の中です。
- 悪い人ではないけれど、言動、態度がはっきりしない人、
- はたまたその逆で、ヅケヅケと物言いだけ激しい自己中心的な人、
- 本質を理解しないまま仕事に取り掛かる人、
- 物事の処理に対してやたらと労力のかかる人*3
上記に挙げた人々は残念ながら社会と無縁になりがちになっています。
別に世の中のせいとか不況のせいにするつもりはないのですが、あまりにもそういう人たちがはびこっていて、実は仕事自体はあるのに、そこにありつけない、そしてさらに就労の機会を失う、という負のスパイラルのようで。
昔の不況とはちょっと質が違うような気がしてなりません。
こちらがいくら機会の提供や提案をしても、よい意味での反応がないようであれば、残念ながらそれまでということです。
会社、プライベート、家族、どんな場面にいようと、相手の意図を捉えた上で自己の反応をコントロールしたいものです。
今日はResponseとResponsibilityを上手に切り分けられたので良しとします。