御茶ノ水にて

カザルスホールでとある演奏会を聴きました。モーツァルトのホルン協奏曲KV412をナチュラルホルン*1で華麗に演奏できるH氏に拍手喝采でした。細かい音の動きとかトリラーとかよくぞあれほど演奏できるものだ。
モーツァルトの『レクイエム』は強弱の緩急が付かず、ちょっと残念。編成規模が当時のオーケストレーションを再現しており、かなりの小編成。合唱(ソロ含む)も十数人程度。少なすぎて響きが散ってしまい、教会で歌えばちょうど綺麗に響いたのではないでしょうか。
いずれにせよ色々勉強になりました。


ところで御茶ノ水のカザルスホールは日本大学に買収されてから豹変しています。手前の建物がなくなり駐車場になっていてびっくり。広々とした開放型のスペースやミュージアムショップもなく、法科大学院と併設された建物となっていました。

*1:現在のホルンみたいにピストンやバルブで音程調整せず、ただ管がぐるぐる巻いていて調に合わせてさらに管を付け替えるタイプの昔のホルン