Il Postino Di Neruda 郵便配達人
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- 発売日: 2006/04/19
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一度観たことがあるのですが、やはりこの映画、ナポリの海と小高い丘が広がる風景がとてもいいです。
無に浸りたくなるような感じ。
郵便配達人のマリオはチリから亡命してきた共産党員である詩人パブロ・ネルーダの家に郵便配達をしに行くのですが、そこでネルーダに詩を語られ、マリオはメタファが何だか分からず、それをネルーダに問ううちに2人は良い友達関係に。
マリオに恋人ができ、彼女をなんとしてでも自分のものにするために、詩で彼女に訴えかけ、そして…。
共産党員になったマリオの最期は悲しい。それを語らず無言でかつて自分が詩をイメージしていたときに滞在したナポリの海を見つめるネルーダ。彼は何を思って島の海岸に立って海を見つめたのだろうか。
じんわりと心の中に伝わってくる映画でした。
以下、詩人ネルーダが会話の中でマリオに話した言葉たち。
物事に簡単も難しいもないんだよ
イメージは自然に沸くものだ
どんな立派な言葉も何度も繰り替えさえるとたわ言になる
形容詞じゃ身は守れんよ
そして映画の最後に出てくるネルーダによる詩がいたたまれない。
And it was at that age…that
poetry arrived in search of me
I don’t know, I don’t know where
it came from, from winter or a river
I don’t know how or where
no, they were no voices, they were not
words, nor silence
but from a street I was summoned
from the branches of night
abruptly from the others
among violent fires
or returning alone
there I was without a face
and it touched me…
洋書もあるので時間を作って読んでみたいです。
以下原書(イタリア語)
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