図書館より イチロー式集中力
- 作者: 児玉光雄
- 出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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仕事してても電車に乗ってるときも、家にいるときも、心臓が爆弾抱えているみたいな状態です。飛び出すわけないよ、と自分には言い聞かせてます。
イチローも家で金魚を見てボーっとしているんだなあ、と思ったら何だか妙な親近感が沸いてきました。
第1章プレッシャーをはねのける プレッシャーを味方につけよう
- 小さなことからはじめていく
- 人は生きていく上でプレッシャーとは無縁でいられない
- 人はプレッシャーの中にあっても、実は小さな単純作業を黙々とこなすことにより、集中力を高めることが可能である。
- 内容のおもしろい派手な仕事でしか、集中力を発揮できない人はプロとは呼べない。
- やり終えたゴールのイメージを脳裏に描きながら小さな作業を心をこめて黙々とやる。
- 準備を完璧にする
- 本番に臨むまでの準備に最高の集中力を発揮して、心身ともに最高のコンディションでスタートラインに臨むからこそ、本番でも最高レベルの集中力を発揮できる。
- 整理整頓をする
- すべての物事が整理整頓できていれば、どんなプレッシャーの中にあっても、余分なことを考える必要がないため、肝心の自分の仕事だけに集中できる。
- 整理整頓の状態はその人の頭の中の構造をもあらわす。
- 『一つずつ』『丁寧に』『最後まで』 一つの作業をやり終えてから次に移ろう
- 並列作業は能率的に見えて、案外無駄なことが多い。
- 自分の感覚を大事にする
- 感覚器官を研ぎ澄ますトレーニングをしてみる
- 嫌なことから片付ける
- あえて最優先で嫌なことを処理すると、後は自然と集中できる。
- たとえやらなくていいことでも、あえて嫌いなことをやる。
- 『没頭しよう』
- テーマを決めてのめり込む。
- 視線を固定させる
- 最も重要なものに視線を固定できればプレッシャーをはねのけ、自然と集中できるようになる。
- 感情をコントロールする
- パフォーマンススキル(演じる能力)を高める:喜怒哀楽は集中力を妨げる
- プレッシャーの中でも自主性を貫く
- 人は自分の哲学や信念を貫くことにより、目の前の自分の仕事に集中できる。
- 自分の形を形成するのはあなた自身しかいない。
第2章ピンチを活かす ピンチのときこそチャンス!
- 人の評価にまどわされない
- 集中力を養う=外部の評価を徹底的に排除する能力を持つ。
- 自分の軸を持ちつづけ、自分の姿を見失わない。
- 自分の信念を貫き通す勇気を持つようにする。
- 人からあるいは自身から否定されかけた自分をもう一度信じてみる。
- 結果に一喜一憂しない
- 自分の内面の感覚に目を向ける
- 『スランプこそ絶好調』結果が悪くなっても逆に集中力を研ぎ澄ます。
- 不要なものを捨てる
- 自分に『プラス』していくのではなく、自分が持っているものから『マイナスしていく』。
- 『Un-learn』脱習→知識のぜい肉を取り除く
- 他人と競うことに無関心になる
- 自分が進歩していくことに快感を見出した人は『もっと満足したい!』と考え、さらなる集中力を発揮する。
- 人に勝つことよりも自分に勝つことで集中力は伸びる!
- ピンチを楽しむ
- ピンチの状態は脳のレベルが非常に高い状態にあるので、何もしなくても自然と集中力がアップする状態になっている。
- プレッシャーは良い仕事をするためのエネルギー。
- 執着力を持つ
- 人は何かに執着しているとき、多大なる集中力を発揮する。
- 物事に執着しない人は大きい成功など成し得ない。
- 何事もプラス思考で考える
- 集中力は、自分自身がやる気に満ち溢れたときに初めて芽を出し、成長し始める。
第3章目標を明確にする
- 目標を立てよう
- 平穏無事という言葉は、自らの成長を放棄した人間のためだけに存在する言葉である。
- 少なくともプロと自認する、あるいは何かのプロになりたいと願うビジネスパーソンが守りに入ってはいけないのだ。
- 『自分は仕事に手を抜いていないか、100点の仕事をしているか?』ときどき自問しよう。
- その目標に近づけない自分をクヨクヨなやむことこそ大事なのだ。
- 人は自分のことに精一杯で、あなたが考えるほど、あなたのことなど気にしていないものだ。
- もっとエゴイストに徹しよう。『利己主義』ではなく『個性主義』。
- 社会生活の中での利己主義は嫌われるが、ことプロの仕事の世界では『強烈なエゴイスト』に徹することでしか評価してもらえない。
- 目標を数値化する
- 人間の集中力は、具体的な数字と期限を意識することでフルに発揮される。
- 目標は小刻みに立てる
- ワンステップ上がるたびに小刻みな満足感を得られるような目標設定をしてみる。
- 目標を決めたら迷わない
- 行動しなければプロセスも結果も生まれない。
- 『成功できない人の共通点は、頭の中で考えるだけで、実際の行動に移せないこと』
- 途中で失敗してもいいからとにかく山の頂上を極めたい!と強く思うこと。
- 脳の力を最大限に利用する
- 人間の脳には、具体的に思い描いた自己イメージを現実化する力がある。
- 最悪の状態を想定した上で、それを解決するイメージをも必死の思いで描くことが大切(ただし『〜しなければならない』、という悪い方向性に進まないよう注意する)
- 『なりたい』はあきらめ、『なれる!』『なってやる!』を口グセに脳に目標イメージを描いていこう。
- 『正しい目標』を設定する
- 正しい目標レベルとはモチベーションを最大に持っていくような設定のこと。
- 60%という半分より少し高めの目標レベルに設定すると、死に物狂いで集中力を高めて物事に取り組める。
- 適切なゴールを定め、集中力を高めよう。
- 『宣言効果』を活用する
- 第三者にアナウンスし、目に見えない曖昧な『頭の中の目標』がハッキリと表れ、自分自身にプレッシャーがかかる。
- アナウンスする対象は自分自身でも構わないし、口に出したり、何かに『書き写す』ことも同じ効果を得られる。
- 自己採点をゲーム感覚で毎日の習慣にすると、自分の成績の移り変わりが一目でわかり、目指すべき目標が明らかになってくる。
- 聴覚や視覚からも自分自身に語りかけ、目標をしっかり認識させる。
第4章メンタルコンロトールが大切だ
- 『コントロールできない要素』を排除する
- 考えても仕方の無いことはスパッと諦め、自分ができることで挽回しようと考える。
- コントロールできないことに捕われるのは時間の無駄。こだわらない!
- 自分のやるべきことだけに意識を集中しなさい。
- 否定的な言葉を吐かない
- 極限のポジティブ状態のとき集中力は最高レベルになる。
- 言葉の持つ言霊を信じよう。ネガティブワードは今日から封印!
- 心を動かす仕事をする
- 相手の心を動かしたいという気持ちの土壌に集中力という大輪の花が咲く。
- 直観力を鍛える
- 同じ景色を見ても、他の人が気づかないことを見ぬく力
- 直感とヤマ勘(思いつき)は別物。
- 運を味方につける
- 運やツキと呼ばれるものは、精一杯頑張った人に対する女神からのご褒美である。
- 自分はこんなに頑張っているのだから、絶対にいいことがある。
- 『ゾーン』を手に入れる
- 何事もおもしろいようにうまく運ぶ最高の心理状態がどの時間帯と場所に現れるのか探す。
- プリショット・ルーチンを実行する
- いつも決まった動作をして一定のリズムが出来あがると、呼吸と精神が整い、雑念に意識を奪われることなく、本番に集中して臨めるようになる。
第5章リラックスが力をつける
- 気分転換しよう
- 『打てない時期にこそ、勇気を持ってバットから離れるべき』
- ブレイクはまめに入れたほうが集中度は高い(60分集中で15分の休憩よりも45分集中で5分休憩)。
- 『瞬間リラックス法』をマスターしよう
- 『なにも考えずにボーっと金魚を眺めていると、気持ちが落ち着くんです。とくに、イライラしているときはリラックスできる。』
- 目を閉じてゆっくり深呼吸するだけでも、すぐにリフレッシュできる。
- 自分と対話する
- 1日の中で一定の時間を自分との対話の時間にあてる。
- 家族愛をエネルギーに変える
おわりに 自然に集中力が沸くために
- 必死で自分の個性を磨く
- 目の前の仕事にしがみつく