今日の出来事

実はカウンターで注文を待っていると後から入ってきた外国人が隣に寄ってきて「Do you speak English?」と話しかけられました。
心のなかで「うわー、キター、無理ー!」と叫びつつも、とりあえず応対してみることに。

まず私は社会人で職場がこの近くにあることから始まり、彼になんで日本にいるのか聞いたところ、観光客として2週間日本に滞在していて、大阪、箱根、東京、日光に行くらしい。
そんな彼はスペイン南部の出身。来日3度目。
かつては悪天候だったけど富士山に登って、天気が良くなって御来光を拝んだとのこと。ぬかるんで上りよりも下りが滑って怖かったとか話しました。


私より日本のこと知ってるんじゃない?って言ったら笑ってくれた。
お互いの海外渡航歴とか日本のこととかちょっとしゃべりました。
彼曰く、日本はクーデターもないしテロもないし、平和だね、と。


お寿司が大好きらしく、ネタは何が好きなのって聞いたら「全部!」だと。
彼が生まれたところはすぐ近くに海岸があってお魚はよく食べたそうな。
だからタコも食べるらしい。欧米人でタコ食べるとは珍しい。悪魔呼ばわりされるタコは普通なら食べないのにね。
ガリも好きらしくおかわりしてた。


歌舞伎座が閉まっているのを残念がってて、いつ開くのと聞かれたので3月と答えたのは良かったが、
「あの建物はいつからあるの?」と聞かれ「???」と答えられずじまい。
思わず店長さんに聞いたら「そうきたか!?」(笑)
そしてお客さんの1人がすぐ調べてくれて、1951年とわかりました。半世紀ちょっとなんですね。
この話題でもう1人のお客さんとも会話し、カウンターなのに5人でちょっと和気あいあいとしました。良い感じ。
つたない英語で話していると、彼に「英語話せるじゃない。」言われ、速攻で「いや、しゃべれない」と言ったものの「理解できてるから大丈夫ー」みたいなこと言われました。
彼は学校で英語は必修だったそう。あれだけ喋れるといいよなあ、と思いました。


彼はこのお店には2度目だということで、ああこの店知ってたんだあ、と思っていて、彼がお会計を済まし「会えて良かった、ありがとう」と挨拶を互いにかわして帰った直後のこと。
店長さんが「ありがとう、英語で対応してくれて。あの人、昼間も来たんだよ」
思わず「えっ!2度目って今日2回来たってこと!?Σ(・ω・ノ)ノ」な反応をしてしまいました。よっぽど、ここの寿司好きなんだなあ。
聞くと最近、外国の観光客が多いらしく、英語ならたどたどしくもジェスチャー+αでどうになるけど、英語圏じゃない外国人にはちょっと困っているらしい。
たしかに魚の説明は大変だよなあ。
そんな店長さんの趣味は「猫とじゃれること」だそうな。*1


あっという間の数十分、店を後にし、英語をたまに話したときにいつも襲われることなのですが、
あのときあー言えばよかった、こう言えばスマートだった、と後悔タイムが帰宅途中でふいに始まるのでした(笑)


でも見知らぬ人と話すのは楽しいね。何も知らない状態で全速力で対応するからだろうね。
最近、心が折れかかっていましたが、少しもやもやが吹き飛んだ気がしました。
そして帰ったら一本の電話がありました。これで前へ進めそうな予感がします。

*1:名札にそう印刷してありました